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2018.11.16

障がいのある子どもと保護者の未来応援プロジェクト

本プロジェクトアセットは、厚生労働省「平成30年度保健福祉分野における民間活力を活用した社会的事業の開発・普及のための環境整備事業」として採択を受けた「サマーの会〜子どもの未来を語る会〜」の提案事業です。
本記事は「サマーの会〜子どもの未来を語る会〜」代表の勝見さんへのインタビュー内容を基に再構成しています。

子どもの将来に向けて準備する環境や、情報が極端に不足している

「サマーの会」は、東近江市6地区(旧八日市、蒲生、永源寺、五個荘、能登川、愛東・湖東)の障がいのある子どもをもつ保護者たちが立ち上げた団体です。
代表の勝見さんはサマーの会の活動をしている中で、障がいのある子どもを取り巻く環境がいかに不安定であるかを目の当たりにしました。
特に、子どもの将来に向けて準備する環境や情報は極端に不足しています。
現状を変えていくことが必要だと感じました。
そこで、「サマーの会」を発展させて平成29年11月に「サマーの会〜子どもの未来を語る会〜」として活動を始めました。
活動開始から約1年が経ちました。
現在は、保護者の知りたいことや見たいことを1つでも形にするために学習会と座談会を定期的に開催しています。

「自分がいない子どもの未来を想像することができない」と考えている保護者の方はとても多いです。初めて参加される保護者の皆さんは「子どもより先に死ねない」が共通ワードでした。

学習会では「将来のお金について」「進路に向けて」「事業所関係者との懇談」「福祉サービスについて」など保護者の知りたいこと、学びたいことをテーマにしています。
参加することで「自分がいなくてもたくさんの人が支えてくれる。考えてくれる環境がある」と前向きになる保護者が増えていると思います。
また、保護者が元気になり、保護者自身が発信力をもつことで、事業所や関係機関にも良い影響を与えています。

発見やつながりがもたらすもの

物質的な支援ではなく、精神的な支援が欲しいと感じている保護者の方は多いです。
例えば、災害時です。避難所に行っても迷惑になるかもしれない。だからと言って避難しないわけにはいかないですが、障がいのある子どもに対応する避難所は少なく自分達で考えて動かなければ誰も助けてくれません。
そんなジレンマがある時に、アドバイスや親身になって話を聞いてくれたりする人がいてくれたらと思う人は多いと思います。「心のある支援」が福祉支援だと感じています。
学習会や座談会の開催を重ねていくことで、保護者同士のつながりや、社会福祉協議会、事業所とのつながりが生まれています。参加者の皆さんは、たくさんの仲間や支援者の存在を知ることで、心強さを感じたり心が揺さぶられたりしています。

発見やつながりが、保護者が感じている先の見えない漠然とした不安を少しでも楽にしてくれます。養護学校だけの情報では行き届かない、個人のモヤモヤしていることを気軽に共有したり、理解することができる場所に「サマーの会〜子どもの未来を語る会〜」はなっています。

 

今回の取り組みについて

若者の中間的就労の場の提供から就職につなげる活動を行う団体(Team 困救)と「サマーの会〜子どもの未来を語る会〜」とが連携します。
障がいのある子どもをもつ保護者が子どもの未来を選択できる環境を整えることを目的に、障がい者支援に関わる現行制度や東近江市内の動きを学び、体験するための活動を行います。

具体的には以下の活動を行います。
・活用できる制度の正しい認識をもつための専門家を招致した勉強会の開催
・すでに障がいのある方が活躍する現場の見学会の開催
・「働く」体験会の開催や障がいのある方の活躍事例のPR等

活動を通じて、保護者のつながりの増加、相談できる人の増加、地域の中で障がいや貧困の有無に関わらず、就労の機会が提供されていることを認知する人の増加を目指します。

 

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