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2021.08.31

梵ジュール里山保全クラブ

梵ジュール里山保全クラブ
22名が在籍。主なメンバーは、代表の安部さん、担当者である熊倉さん、
その他伐採等ができるスタッフは5名程います。

2021年3月まで、遊林会や梵釈寺の檀家、地元のボランティアが連携・協力し、裏山の遊歩道を往復1キロ程度整備しました。
そこから里山を中心に関わる人が増え、2021年4月に「梵ジュール里山保全クラブ」が発足しました。
この6年間の保全活動の集大成に、ガリ版※で「里山散策ガイドマップ」を作成し、現在はイベント参加者に配布しています。
 (※ガリ版…正式名称は謄写版といい、印刷方法の1つで孔版印刷の一種。蒲生はガリ版発祥の地。)

本事業では
①薪ビジネススキームを構築する 
②里山ガイドツアーを開発する
③既存コンテンツ(梵釈寺での座禅・食事・写経)とのコラボレーションを検討し、企画を実施する

東近江市蒲生岡本にある梵釈寺(ぼんしゃくじ)の裏山は、里山としては人の活用が減り放置されていた状況でした。
2015年より、里山保全活動団体と地域の人々が連携して里山保全を開始し、里山は魅力を取り戻しはじめています。
本プロジェクトでは、梵ジュール里山保全クラブが里山に関連するツアーを企画し、地域の既存コンテンツとコラボレーションを行います。
また、持続可能な薪ビジネススキームの構築を行い、継続的に里山を保全できる基盤を整備します。
里山を本来の姿に蘇らせ、土地の風土で育まれた多様な動植物が共存する場を目指します。

この里山は、舗装や植栽され整った森ではなく、芽吹きたての葉や細い木、長寿の木等いろんな種類の木が生い茂る雑木林です。
サカキやクマザサ、ショウブ等の日本の伝統的な行事に使用される植物があります。
また、四季折々、食卓にあがるような木の実や山菜が採れます。
スミレ、モチツツジ、山桜、ツルリンドウ、ヤブコウジ、ギンリョウソウモドキ等の四季折々の植物が楽しめます。

どの地域の里山も人が入らないまま時間だけが経過してしまうことがあります。
この地域の里山も手つかずのままだった分、荒れ果てていましたが、豊かな自然や森の本来の姿も残っていました。
多様な動植物が共存する場として存在できるよう、引き続き保全活動を続けていきたいと考えています。
この活動を継続的に行うことができるよう、保全した山の木を薪などとして販売し、里山とクラブの持続可能なサイクルを築きたいと考えています。
「お寺の裏山」という特徴を活かして、疲れを落とし癒やしを感じられる、ゆったりとした時が流れる里山・森をつくりたいと思います。

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