「Laque(ラクエ)」は、東近江市愛東地区でぶどうやいちごの栽培を行っています。
鈴鹿山脈のふもとで、降雨量、日照時間、土のバランスがとても良く滋賀県内では数少ない果樹の産地で
昼夜の寒暖差に恵まれているこの土地の果物は糖度が高いのが特徴です。
愛東地区は、ぶどう造りに最適な環境です。
本プロジェクトでは、LaqueがマスカットベリーAを中心としたワイン用のぶどうの栽培や醸造技術の習得を行い、
東近江市産ぶどう100%のワインを自家醸造・販売できる体制を構築していきます。
会計期間内に下記3つの成果目標達成を目指します。
①8,000本のワインの販路計画の作成
②ワイン日記をSNSに週一回以上発信する。
③醸造技術を習得し、成果報告会に実物を持参する。
廃園を検討していたぶどう農園を継承し2,400㎡の農地からぶどう造りをスタートしました。
全くの素人で農業に関わったことからぶどう造りが上手くいかず、一時は農業自体から手を引こうと考えた時もありました。
しかし、地域の人に支えられながらぶどう造りを継続し、試行錯誤を繰り返しながら、農園を拡大していきます。
マスカットベリーAは、新潟県の岩の原葡萄園の創始者で「日本のワインの父」とも呼ばれる川上 善兵衛(かわかみ ぜんべえ)氏によって造られた日本固有種です。
マスカットベリーAは、東近江市の特産品として地域の方々に愛されていますが、全国的にみると認知度は高くありません。
マスカットベリーAで造られたワインは、渋味が少なく酸味が控えめになるのが特徴です。
Laqueでは、マスカットベリーAを中心としたぶどうを使い、東近江市産ぶどう100%でワインを造ります。
東近江市産ぶどうの魅力を発信していきます。
現在は、ぶどう畑は6,000㎡に広がり、940㎡の施設でいちごの栽培を行っています。
Laqueは、恵まれた環境で除草剤を使わず減農薬に取り組んでいます。
滋賀県は、化学合成農薬・化学肥料の使用量を慣行の5割以下に削減し、環境への負荷を削除する技術で生産された農産物を「環境こだわり農産物」として認証しています。
Laqueは、この「環境こだわり農産物認証」を取得しています。
東近江市では、ぶどう農家の高齢化と後継者不足の影響で年々ぶどう畑が減っています。今後この状態が続くと産地自体が衰退する恐れがあります。何とか今あるぶどう畑を守り、欲を言えば増やしていきたいという想いから、新規参入者の受け入れ体制を整えるため行政、NPOを巻き込みながらプロジェクトチームの立ち上げなどを行ってきました。
「次の世代にも美しいぶどう畑を眺めて貰いたい」そんな思いを持ちながら、活動を進めてきました。
右も左も分からなかったぶどう造りを一から学び、地域の方の協力を得て、試行錯誤を繰り返し、就農から6年が経ちました。自園でできたぶどうからワインができた時は、大変嬉しく、夢の実現への第一歩を踏み出したことを感じました。
Laqueは、ぶどうの可能性を追求し、ぶどうの持つポテンシャルを最大限引き出していきたいと考えています。その1つに、今回のワイン造りがあると考えています。
今回のSIB事業でぶどう農家の未来、Laqueの未来を一緒に考えることができたら嬉しいです。
夢の実現のために、ご支援・ご協力の程よろしくお願い致します。