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2020.09.30

mais latino

MaisLatino は日本語講師ボランティアのチームてす。

東近江市には4,000人近くの外国人が暮らしています。その多数の外国人のうち、ブラジル人などを対象として生徒約190人が在籍する「日本ラチーノ学院」があります。
日本国内のブラジル人学校は、現在約40校で、小学校敷地を利用しているのは同校のみになります。
日本ラチーノ学院は、滋賀県や東近江市の人々に理解され、過疎化が進む地域社会との関係性を深めています。

本プロジェクトでは、mais Latino(マイスラチーノ)が日本ラチーノ学院と連携して、進路動向や保護者の意識調査を実施します。日本ラチーノ学院の日本語授業のカリキュラム状況から、放課後サービスやサポート内容を検討・提案します。日本語教育プログラムを提供し、外国人学校に通う子どもたちの生きづらさの軽減・将来の選択肢を広げること等を目指します。
本事業の目標
①ラチーノ学院の情報を整理し、対外的な情報発信を行えるようにする。
②高校生の進路動向状況の調査をし結果をまとめる。
③保護者の意識調査を行い学校と結果を共有する。
④地域に根ざした外国人学校としての持続可能な仕組みを提案する。


豊かな森林に囲まれ、川のせせらぎが聞こえる甲津畑町。
ここに「ボンジーア(ポルトガル語で「おはよう」の意味)」と、笑顔で話す子どもたちの学び舎「日本ラチーノ学院」があります。
日本ラチーノ学院は、滋賀県内唯一の準学校法人格※1を持つブラジル人学校です。
1歳から19歳までの日系ブラジル人の子どもたち約190人がここでブラジルのカリキュラムに従い日々勉学に励んでいます。

日本ラチーノ学院に在籍し日本語講師として授業を受け持つ中で、優れた日本語教材が少なく、
また生徒の日本語力、学習に対するモチベーションがバラバラでどこに焦点を当てるべきか分からないという問題がありました。
勉強しているレベルと自分に合っていないと感じる子や完全に諦めてしまっている子に対して、もっと上手くいく学習方法や材料があればいいと考えていました。
これらの課題や改善策を、東近江市版SIBを通して世間に提示していくことで、解決の糸口が見えることもあるかもしれないと感じています。
私が一人でリサーチして動くだけでなく、問題を地域の皆さんと共有し、一緒に考えるきっかけになることができればと思います。
マジメ過ぎる日本人気質と、おおらかなブラジル人気質が交われば、私たちの固定化された価値観が揺り動かされ、私たちの生きづらさが緩和することもあると思っています。
「ともにこの地域で生活しているお隣さん」が困っているという視点で、お隣さんに手を差し伸べるような気持ちで応援してもらえると嬉しいです。
お互い様に支え合い・助け合えることを目指して、皆さまの温かいご支援を心よりお待ちしております。

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